体幹を作ることと歯科治療は一見関係ないように思えるかもしれません。
ところが切っても切れない実に密接な関係があります。
歯が正常に機能しないと偏った噛み方になり、からだのひずみが生じます。ひずみが生じると骨盤が歪んで体が捻じれた状態になります。その歪みを補おうとする働きが生じ別の場所に歪みが生じてしまいます。日常生活の中であまり歪みを感じなくとも、その影響は身体の様々な場所に症状として現れます。頭痛や肩こり、腰痛など。特にアスリートにとっては歪みが原因で故障や怪我に繋がりやすくなり、記録の更新に繋がりません。
健康の入口が口から始まるのです。その入口をしっかりしておくことが健康につながり、パフォーマンスUPが初めて出来るのです。
大リーグで活躍したイチロー選手は、1日5回も歯をみがくとも言われています。
また、わが国のトップレベルの選手を調べたところ、一般の人よりもむし歯が少なく、未処置の歯もほとんどありませんでした。
スポーツ選手は一般の方に比べて噛む力が強いことがわかって来ています。姿勢を安定させて動作を行うことが必要になるからです。
逆に言うと適切な噛み合わせにすることで体が安定してくると言えます。スポーツに限らずヨガやストレッチなど体をリフレッシュさせ、適切な噛み合わせで楽しい食事ができれば身心共に健康につながります。